ブラックペッパー 
Pepper

ブラックペッパー 
別名コショウ
学名Piper nigrum
科名コショウ科コショウ属
産地インド南部
利用部分果実
風味さわやかさと辛さが混ざったような心地よく刺激的な木の香り
ブラックペッパー とは

紀元前の時代から、西洋の人々は東洋のペパーに夢中になり、高値で取引された貴重な香辛料でした。強い辛味とさわやかな香りが特徴的であり食欲をそそります。
直径は5~6mmの球形粗粒で、辛味成分としてピペリンが多く含まれます。
インドでは寒い時期になると、ブラックペパーを多めに入れて風邪の予防に用います。また、風邪をひいてしまったときには、ブラックペッパー、ショウガ、砂糖を加えた特製ホットドリンクを飲むこともあるようです。
ピペリンの他に、シャビシン、ピペラニンなどの物質がありますが、大部分の辛味成分はピペリンです。
ピペリンは、抗菌作用や防腐作用、抗酸化作用などがあることで知られています。

ブラックペッパー の効能

① 冷えを改善する効果
胡椒に含まれるピペリンには、エネルギー代謝を上げる働きと、血管を広げて血流をスムーズにする働きによって、冷えを改善する効果が期待できます。
ピペリンは神経伝達物質であるアドレナリンの放出を促し、体の中で熱やエネルギーを生み出す酵素の働きを促進すると考えられています。

② 栄養の吸収を促進する効果
栄養素が体の中で効率的に利用されるためには、吸収された栄養素を体のすみずみまで運ぶ血液の濃度を高めることが重要となります。
胡椒に含まれるピペリンには、血中濃度を高める作用があるため、栄養の吸収を促進する効果が期待されています。