グリーンカルダモン
Cardamon
| 別名 | ショウズク |
|---|---|
| 学名 | Elettaria cardamomum |
| 科名 | ショウガ科ショウズク属 |
| 産地 | インド、スリランカ、マレー半島 |
| 利用部分 | 種 |
| 風味 | 口に含むと刺すようなしょうのうの香りと苦みがある。レモンのようなさわやかな香りがある。 |
- グリーンカルダモン とは
カルダモンは古くからインド地方で薬用とされ、２世紀頃にはヨーロッパに伝えられました。古代ローマでは薬用の他、芳香剤や香水の原料としても重要なものになりました。供給元のインドでは経済的な重要性も含めて「スパイスの王・コショウ」に次ぐ意味で「スパイスの女王」と呼ばれています。アラビア半島地域では訪問者に歓迎の意を表するために質の良いカルダモンを見せて、それを使用したカルダモンコーヒーを振る舞うという習慣があるそうです。
グリーンカルダモンは芳香性健胃薬として胃腸薬などの原料となっています。また、漢方処方用薬として、健胃消化薬とみなされる処方に用いられています。- グリーンカルダモン の効能
① 消化を促進する効果
カルダモンは消化を促進する効果があるといわれています。カルダモンは口に含むとだ液の分泌を促します。また、胃を刺激することにより胃液の分泌を促し、消化を促進します。② 口臭を予防する効果
カルダモンに含まれているシネオールがアルコール臭を消す効果があるといわれています。
さらに、食材の臭み消しにもカルダモンは利用されていて、肉や魚の臭みを消し、さらに香りをつけてくれるカルダモンは中近東では欠かせない食材です。③ 精神を安定させる効果
カルダモンの香りには、α-テルピネオールと1.8-シネオールという香気成分を含んでいます。この成分は、気分を落ち着かせ緊張を解きほぐし、疲れを回復させる働きがあるといわれています。
