コーラナッツ
Kola nut

コーラナッツ
学名Cola
科名アオギリ科(アイキ科)コラノキ属
産地アフリカ熱帯雨林
利用部分種子
風味苦み・渋味がある
コーラナッツとは

コラノキは、アフリカ熱帯地方に分布する常緑樹で、高さが10~20mになる高木です。
コラノキの種子がコーラナッツと呼ばれ、1~4%の天然カフェインやテオブロミン等が含まれています。属名が『Cola nitida』『Cola acuminata』と言われるものが、いわゆるコーラナッツと言われるものになります。
1880年代、ジョージア州の薬剤師が、コーラナッツから抽出したカフェイン、その他香料、砂糖、炭酸水を使って発明した飲料が、世界最初のコカ・コーラです。最近では、日本でも注目されつつあるクラフトコーラには欠かせない原料となっています。

コーラナッツの効能

アフリカ現地の人々は、コーラナッツを口に含み、少しずつ噛み砕いて楽しむ嗜好品として、また肉体労働時に水と一緒に食すると空腹感や喉の渇きを抑えるものとして、強壮剤・下痢止めとしての効用として用いるなど、古くから生活の中で使用されてきました。
カフェインが含まれるため、体質や併用薬でカフェイン禁忌の方は注意しましょう。